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RECARO RS-G ASM LIMITED CL

S2000

■RECARO RS-G ASM LIMITED CLを購入した理由

中古で購入したAP2には、もともと「RECARO SP-GN ASM LIMITED」が左右装着されていて、買った当初はいいRECAROが両座席とも装着されているんだから、もうシートを変える必要はないと思っていたんですよね。

しかし、AP2で最初のロングドライブをした時、なんか前に乗っていたAP1の時と座り心地が違うな?と違和感を感じたんです。

AP1に装着していたシートは、「RECARO SP-G3 ASM LIMITED2」で、自分にとてもフィットしていてフルバケットシートって、こんなにホールド性も良くて気持ちよく運転出来るんだと感動した記憶があったんですが、SP-GNでは、「体の包まれ感」や「腰への負担」「お尻や太もものサポート」など、なんか違和感があって気持ち良く運転出来なかったんです。

それまでは、同じRECAROシートならそれほど大きな違いはないだろうと思っていたんですが、それが全然違うことに、その時やっと気づくことが出来ました。

それで、ドライブから帰ってきてからASMに行って、「RECARO SP-G3 ASM LIMITED2」に変えようと思ったのですが、すでに廃盤になっていてもう無かった為、いろいろなシートに試座させてもらってシートを決めました。

SP-G3の座り心地に近かったのがRS-Gだったので、その中から値段の高くないものを選ぶつもりだったんですが、いろいろなシートを見ているうちに本皮とアルカンターラを使った「RECARO RS-G ASM LIMITED CL」が凄くカッコ良かったので、少し値段が高くて葛藤したんですが「RECARO RS-G ASM LIMITED CL」に決めちゃいました。

助手席は、もともと装着されているSP-GNが幅広ということもあり、いろいろな人が乗る助手席はSP-GNの方がいいと思ったので、余計なコストをなるべくかけたくなかったのもあり運転席側だけの交換となりました。

■RECARO RS-G ASM LIMITED CLとは

ベースモデルはS2000オーナーに絶大な人気のRS-Gシェルにして、バックレストと座面表皮には滑りにくく質感も高いグレーアルカンターラ表皮を採用し、RECAROロゴ部分とサイドサポート部分には質感が高くスムーズに乗り込み易いように黒本皮を採用しています。

シルバーRECAROロゴ+ASMモデルの特長である赤Wステッチは、より太めの糸を採用してオープン時に外からはっきり認識できるように仕様変更をしました。

また、太腿下の座面は左右分割式とし、ペダル操作による相互干渉をなくしてより快適な運転環境を実現しています。

当初、複雑なシェル形状と表皮&ウレタンの組み合わせが特殊なことが原因で表皮にシワができやすいと言う理由で、何度も頓挫して来たが、多くのお客様からこの仕様の発売を熱望する声があり、それを後ろ盾にしてレカロさんと交渉を続け、レカロ開発チームの皆さんもそれに粘り強く対応してくれたことにより正式に発売に至ったそうです。

■RECARO RS-Gとは

RS-Gは2005年に発売開始した新世代スポーツシェルですが、レカロの本国(ドイツ)ではなく、レカロジャパン主導で開発されたもので、従来のレカロシートよりも日本人体型にフィットするデザインになっていて、国産2ドアスポーツの狭い車室内でも余裕のある設計になっています。

 “ラリースポーツ‐グラスファイバー”を意味する『RS‐G』のバックレストは、レカロの超定番フルバケ『SP‐G』とおなじ系統の設計になっています。

座面のおしりの部分が落ち込んだデザインになっていて、ヒップポイントがSP-Gより33mmもローポジション化されていて、腰を包み込むようなホールド性が得られ、クルマの挙動もカンジやすい。

ショルダー幅が日本人にあわせてナロー化(550mm)されています。ホールド性が向上して、サポート性を失わずに、ウデを大きく動かす操作にも支障のないような、新しいショルダー形状が採用されています。

そして、新しい形状のベルトホールを採用し、3インチハーネスをすんなり通せるようにと設計された。いままでは縦方向にしたりしてムリヤリくぐらせていたアジャスター部分も、この形状なら苦労なく通すことができます。
また、厳しいヨーロッパの保安基準にいち早く適合させるなど、安全面にも配慮がなされています。

開発の段階からASMは色々なアドバイスをしていて、

  • S2000に装着した時にドア内張りとの干渉なし
  • センターコンソール開閉に影響なし
  • 複雑なフロア形状を避けてポジションダウン
  • 純正ロールバーカバーとピッタリ合う高さ

これらをまとめて実現できているのは決して偶然ではないとのこと。

シートレールも同様で、ASMから製作リクエストを出して設計時に反映してもらっていて、シビアな車内寸法のS2000ですが、干渉なしでクリアしつつスポーツシェルとしては必須のローポジション化もしっかりと実現しています。

実際に座ってみると、レカロの定番フルバケSP-Gと、バックレストの形状はほぼ一緒なので、上体がしっかり起きたスタンディングポジションになります。

乗り降りがしにくくなって見た目のクッション性がすごく悪そうなフルバケットシートのRS-Gですが、実際に座ってみると純正シートとは比較にならない座り心地の良さに驚く人が多いそうです。

例えば15年SP-Gを使い続けてきたと言う筋金入りのレカロオーナーさんが使っても体がレカロだと認めてくれる、そんなモデルがRS-Gです。

■実際に装着してみての感想

  • SP-G3の良いイメージから違和感なく乗り換えることが出来た
  • 太もものサイドサポートは、SP-G3の方が良かったと思うが日常で使うには十分なサポート力がある
  • SP-G3よりショルダーのサポート性能が上がりつつ、ドアへの干渉がなくなった
  • SP-GNより路面のギャップなどの振動が大きいように感じる
  • お尻のクッションが薄いように見えるが、座ってみると意外と座り心地が良い
  • すっぽり包まれた感じで座れて、ホールド性が良いのでコーナーで踏ん張らなくてもいいので楽チン
  • 運転姿勢が良くなるから長時間運転していても疲れにくい
  • 長距離ドライブしていて、腰が痛くなることがないが、肩が凝ってくることがある
  • 約10年間使用しているが、お尻のクッションがへたってる感じあまりはない
  • 個人的には、もう少し寝かせたセッティングにしたい

実際に10年近く使ってきてみて、デメリットになるようなことはあまり感じていませんね。
買う時は、ちょっと高いかなとも思いましたが、今になってみるとS2000と一体感を感じながら運転するのになくてはならないものの一つだと思っています。

最近は、歳のせいなのか長距離ドライブでいかに乗り心地良く疲れにくい仕様にするか考えています。
もう発売はしていないんですが、スポーツカーの振動周波数に効果的なサスペンデットシェル構造で、表皮には太陽光線による温度上昇を低減するクールレザーを採用、シートヒーター、除湿ファン、電動リクライナー機能を標準装備した「RECARO SP-JC ASM LIMITED」が気になっています。

「RECARO SP-JC ASM LIMITED」を装着したらもっと疲れにくくなるのかな?とか峠道走った時のホールド性はどうかな?視線はどれくらい上がるのかな?とか妄想して楽しんでいます。

でも、ボディ補強のサイドバーがあるから、きっと入らないだろうなぁ〜(苦笑)


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