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ASM I.S.DesignトランスフックGT-09(A7075モデル)

S2000

ASM I.S.DesignトランスフックGT-09(前後セット)装着

ASM I.S.DesignトランスフックGT-09(A7075モデル)」とは、ASM S2000 1号車のために2009年7月に10セット製作された、超々ジュラルミン(A7075モデル)+64Titan/純Titan製の「牽引フック」です。

元々はASM S2000 1号車の軽量化のために1セットだけ作るつもりだったようですが、「欲しい!」って人が数人集まって、前後セット約10台分製作されたみたいです。

本体は、超々ジュラルミン(A7075材)の削り出し+クリアアルマイト仕上げ。
ボディへの固定は、フロントは純チタン製の規格品ボルトナットで、リヤは強度が必要なため高強度チタン(64合金)を削り出しで作った専用ボルトと、とても凝った作りになっています。

「牽引フック」を、ただの機能部品として考えるとかなり非常識で無駄な製品だと思いますが、ASMが2号車(S2000筑波スペシャル)にかけてきたコストやこだわり、A7075材削り出しと言う、作り手・売り手・買い手が三位一体だからこそこの世に存在できた奇跡的な製品だと思います。

標準仕様はステンレス製で、車重1.2t超のS2000でも楽々繰り返し牽引できます。
ところが軽量バージョンは、車重1,060kg程度の1号車では問題ないようですが、使用状況によっては少しだけ曲がるかもしれないとのことです。

I.S.Designエアロ専用パーツですが、純正バンパーを加工して装着することが可能です。

<従来品との重量差>

Front 1,170g→490g

Rear 1,220g→330g

前後で1,570gの軽量化!(ボルトナット含む)

標準仕様のステンレス製の価格は、前後で108,000円ですが、この「ASM I.S.DesignトランスフックGT-09(前後セット)」は、210,000円だったように記憶しています。

ASM S2000 1号車でタイムアタックを始めた時に、コスト度外視して企画した製品で、今後二度とこんなモデルが出てくることはないし、何より製品の完成度や物作りに対する思いなどを知って、納得した上で購入しました。

ASMブログ A7075+64Titan

最近のASM S20001号車の牽引フックは、超々ジュラルミンA7075+64Titanボルト(前 490g+後 330g=820g)から、 Sabelt製トーストラップ+スチールボルト(140g×前後=280g)に変更して、さらに540g軽量化しているようです。

■超々ジュラルミンとは

A7075は、超々ジュラルミンと一般的に呼ばれており、亜鉛(Zn)とマグネシウム(Mg)のアルミニウム合金です。

A7075の特徴として、アルミ合金中最高クラスの強度を持つ材料の一つであること、鉄鋼材料に対して3分の1の軽さであることが挙げらます。
一方で、応力腐食割れや耐食性について劣っている一面もあり、長い時間が経過すると強度が低下する欠点もあります。

A7075は、A2017と同様に、軽量でありながら強度が求められる多様な工業製品に使用される傾向がありますが、通常のアルミよりも高価なため、他のアルミと比較して強度が必要な箇所に絞って使用される傾向があります。

・航空機、人工衛星、ロケット、車両の部品、自転車、ロボット、スキー板、ストック、金属バット等

■64チタンとは

64(ロクヨン)チタンと呼ばれるTi-6AL-4Vは、チタンのα相とβ相の特徴をバランスよく組み合わせた合金です。

「Ti-6AL-4V」は化学成分を明記したもので、質量分率でアルミ(AL)が6%、バナジウム(V)が4%含まれていることを意味しています。

チタン64合金材は、純チタンに比べ、引張強さ1.7倍以上、耐力3.8倍以上もの優れた特性を持っており、航空機、ロボット関連部品、医療、化学プラント、半導体設備など、幅広い分野で使用されています。

コツコツS2000LIFE! ASM I.S.Designリヤエアロバンパー08

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