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[パーツレビュー]AP RACING PRO5000R 6POT

S2000

AP RACING PRO5000R 6POT (CP9660)を装着した感想

評価:★★★★☆4

2011年から装着していた「AP RACING 4POT」に引きずり症状が出たため、オーバーホールしようと思っていましたが、A部先生に「AP RACING PRO5000R 6POT (CP9660 )」は、最も制動がかかった状態の「終わり剛性」に主眼を置いて開発され、クラブマンのためにコストがかかるモノブロックを鍛造2ピース化することで「低コスト化」されていて、現実的に買える価格で軽量化、冷却性能、動的剛性を追求した最高性能のブレーキと教わり購入を決めました。

「AP RACING PRO5000R 6POT (CP9660 )」を装着して約半年ほどサーキットや峠・街乗りで使った感想を簡単にまとめてみました。

■装着した感想

  • FSW1コーナーでの制動力は以前の4POTとあまり変わらないけど、剛性感は4POTよりもあるので、安心して思いっきり踏める。
  • コントロール性は良く、微力なコントロールもしやすい。
    フルブレーキから力を抜く時のコントロール性も良い。
  • リア純正キャリパー+リアローターを大径化をしているが、ブレーキの前後バランスはイマイチ。
  • 車の使用状況によりブレーキパッドの選択は重要。
  • 個人的にパットのガチャガチャ音は気にならないが、気になる人はいそう。
  • ブレーキパッドの減り方が片減りせず均等で良い。
  • キャリパーが大きく厚いので、ホイール選びは難しい。
  • 以前みたいに引きずっていてずっと鳴いていないのが良い。

■装着したブレーキパッドの感想

F:ZONE10F R:ZONE10F
FSW1コーナーでのフルブレーキング時、途中から滑る感じで制動距離が伸びる感覚がありちょっと怖い。
熱が入って踏んだ時、ブレーキの鳴きが大きい。
峠では少し効きが強いかな?という印象。
街中でも普通に使えるが止まり際の鳴きがやや大きめ。

● F:ZONE10F R:ZONE12D
FSW1コーナーでのフルブレーキング時、途中から滑る感じが少し減ってバランスが良くなった。
制動距離はさほど変わらないがF・Rとも10Fの時より安心してフルブレーキ出来る。
峠では少し効きすぎる感はあるが、リヤ強めのパッドの方がバランスは良い。
街中でもカックンすることなく普通に使える。

● F:ZONE53C R:ZONE55A
初めてのハイスチール材、磨材の数字ほど効きすぎる感じはない。
FSW1コーナーでのフルブレーキング時の途中から滑る感じが減って掴んでる感が出てきて良い感触。
以前より少し奥までいけるけど、大幅な制動力UPはない感じ。
鳴きも10Fより小さくて使いやすいが、ローターの寿命は短くなったように感じる。
峠では効きすぎてやや使いづらい印象。
街乗りでは始動時から普通に使えて、10Fより粘ってる感じが良い。

見た目や剛性感・フィーリングなどはとても気に入っていますが、フロントだけ6POTだと前後のブレーキバランスが悪いように感じるので、リアを4POT化して前後バランス取った方がいいかなと感じています。

車の使用状況に合ったパッドを選べは剛性感やコントロール性は非常に良いので、街乗りだけの人にも使いやすいかと思いますが、このブレーキを装着するのに明確な目的がない人は無理に装着する必要はないかな〜と思います。

コメント

  1. KEIBOB より:

    くまさん、おはようございます。

    的確なレビュー、流石です!
    サーキットに照準を合わせた強烈なストッピングパワーは椿では完全にオーバースペックですよね(・・;)
    かと言って扱い難い訳ではないので、ある程度慣れで対処できる感じはします。

    私はやはりAPの4Podとリアの大径化かな(^^)
    先日M田さん号の試乗で再確認致しました♪
    財政的にしばらく出来ませんが…( ; ; )

    • くまさん より:

      KEIBOBさん こんにちは!

      早速、読んで頂きありがとうございます♪
      ワイド号はサーキット走行にふってるので、6POTもありかな〜という印象です。
      ただ、前後バランスは悪くなるのでリアは4POT化は必要かと思います。

      そう考えるとASM 4POTでリア大径化がコストとのバランスが優れていると思います〜♪( ´▽`)