［パーツレビュー］ASM G.T WORKS GENROM （AP2）［EngineMode10_Pos4］

「ASM G.T WORKS GENROM （AP2）［EngineMode10_Pos4］」を装着した感想

評価：★★★☆☆ 3

ワインディングやサーキット走行時、コーナー進入時にガガっとフロントが引っかかる現象とコーナー出口でアクセル開度と回転の上がり具合の差が気になっていました。

その症状は、VSAが効いているからということだったので、VSAを完全にOFFに出来る最新版のASM G.T WORKS GENROM （AP2）［EngineMode10_Pos4］をインストールすることにしました。
初期GENROM からの書き換えになります。

個人的には、アミューズ ハイテックロムから初期ゲンロムに切り替えた時に、思ったほど変化を感じなかったので、新しいゲンロムも導入する予定はなかったのですが、サーキット走行時のVSAの介入を無くしたかったので、最新版のゲンロムを導入することになりました。

VSAを完全にOFFにしたことで、コーナー進入時の嫌な介入がなくなり、脱出時のアクセル開度がよくなり、デフの効き具合もよくわかるようになったりと、VSAの介入具合を理解することが出来ました。

普段の街乗りでは、低中速トルクが太くなり乗りやすくなったりとか、燃費が少し悪くなったりと旧GENROMの時より乗り味の変化を感じることが出来ました。

S2000のECU自体がもう20年前のものなので、AP1純正ECUと最新のフルコンを比較すると初代ファミコンとプレステ5ぐらいの差があるらしいので、最近のサーキットユーザーはフルコン導入が主流となってきているようですね。

次は、フルコンを導入してみようかと思案中であります。。

ASM G.T WORKS GENROM （AP2）［EngineMode10_Pos4］とは

一般的にECUのセッティングというと、『最高出力が○○UP！最大トルクは○○に！』みたいなのをウリにして元々設定されていたマージンをとことん削ってパフォーマンスアップに注力しているイメージがありますが、「GENROM」は単純に目先の数字やパフォーマンスだけを追い求めた製品ではなく、長期間に渡るサーキットや街乗りでの実走テストを通して、S2000・F20C／F22Cエンジンの良さを引き出すような方向性で磨かれたECUの逸品です。