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地山の掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習

資格

地山の掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習を受講してきました

令和4年7月18日(月・祝)に「技術技能講習センター株式会社」が行なっている「地山の掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習」を東京都練馬区新桜台にある「技術技能講習センター新桜台会場」で受講してきました。

費用は、土木施工管理技士免除コース(3時間)で、10,800円(免除コース 7,890円 + テキスト代 2,910円)でした。
通常コースの方は、3日間17時間コースで、19,000円となっていました。

免除コースの講習は、3日目の午後からとなっていて、12時50分の15分前から受付開始となっていましたが、12時過ぎに会場に着いてすぐ受付出来ました。
講習会場の建物は、ストリートビューで見たときはイマイチ分かりずらかったですが、実際に会場に行ってみると看板が出ていたので、すぐに分かりました。

受付は、入口入ってすぐ左に係の方がいて、検温して受講票を渡して、受講票の番号と同じ番号札のある席に座るスタイルでした。

喫煙所は、教室の隣にあって、タバコ吸わない人にとってはタバコの臭いが気になりました。
換気の為に窓を開けているので、冷房も入っていましたが、それほど寒くはありませんでした。

今回受講されていたのは約40名ほどでしたが、約半数の方が免除コースでの受講者でした。

■講義内容・修了試験

■土木施工管理技士免除コース(3日目 3時間)

1時限目 12:50~13:50
     「作業者に対する教育等に関する知識」
2時限目 14:00~15:00
     「作業者に対する教育等に関する知識」「関係法令」
3時限目 15:10~16:10
     「関係法令」
4時限目 16:20~
     「修了試験」

講義は、基本的にテキストを読んで進める感じで、試験に出るポイントに線を引くようにとは、あまり言わない講師の方でした。ただ、重要なポイントは何度も繰り返して説明していたので、授業をきちんと聴いていれば、修了試験は問題ありませんでした。

関係法令の講義は、時間の関係の為か、かなり飛ばしながら講義を進めていた印象でした。
他の講習会と違って60分講義だったので、聴講していて長いと感じずちょうど良い講義時間でした。

免除コースの修了試験は、
「作業者に対する教育等に関する知識」5問
「関係法令」5問
の計10問の「4肢択一式」で、マークシート方式でした。
全科目の合計得点が、満点中60%以上の得点率で合格です。

えんぴつと消しゴムは貸してもらうことが出来ました。

通常コースと免除コースでは、試験問題が違っていて、問題用紙やマークシートを配布するのに少し時間がかかっていましたが、文章の空欄部分の言葉を、4つの選択肢の中から探し出す出題形式だったので、問題文も少なく試験開始から5分もかからず終了しました。

試験終了後、修了証をもらって解散(17:10頃)となりました。
いつもの2日間缶詰状態と違って、すぐに講習が終わったので、体の負担も少なく資格が取得出来て良かったです。

講習終了後、講習会場が自宅から近かったこともあり、中野に寄り道をしてから帰宅しました。

地山の掘削及び土止め支保工作業主任者とは

地山の掘削及び土止め支保工作業主任者とは、掘削面の高さが2メートル以上となる地山の掘削作業を行うための作業場において掘削作業・土止めの安全対策・指導などを行う掘削の専門家です。

事業者は、掘削面の高さが2m以上になる地山の掘削の作業、及び、土止め支保工の切りばり及び腹おこしの取付け・取外し等の作業について、地山の掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習を修了した者から、それぞれ主任者を選任し、その者の指揮のもとに作業を行わせなければならないことが、定められています。

■受講資格・受講コース

・満21才以上で、地山の掘削、土止め支保工の切りばり及び腹おこしの取付け・取外しの作業に3年以上従事した経験を有する者。
※受講申請書に事業主証明が必要です。

○通常コース 3日(17H)
 満 21 才以上かつ実務経験 3 年以上
 全日

○免除コース 1日(3H)
 土木施工管理技士1級、2級
 3 日目午後のみ

■講習科目

  • ① 作業の方法に関する知識(10時間30分)
  • ② 工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識(3時間30分)
  • ③ 作業者に対する教育等に関する知識(1時間30分)
  • ④ 関係法令(1時間30分)
  • ⑤ 修了考査(筆記試験)

まとめ

「地山の掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習」の合格率は、ぼぼ100%で、講習をしっかりと聞いていれば合格できるので、難易度はそれほど高くありません。

採石業者などが主な就職先となっていて、事務所ごとに地山の掘削及び土止め支保工作業主任者を置かなければならないため、建設・土木業界、砂利採取業界での活躍が期待されています。
主な仕事内容は、作業の方法を決定し、作業の直接指揮、器具及び工具を点検し安全対策、指導、管理などを行います。

2021年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、ダム・トンネル掘削従事者,採掘従事者の平均年収は461.0万円(賞与込)となっています。

独立を前提とした資格ではありませんが、掘削作業は日本中常にどこかで行われているので、将来も安定して需要が見込まれています。

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