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足場の組立て等作業主任者技能講習

資格

足場の組立て等作業主任者技能講習を受講してきました

令和4年6月25日(土)・26日(日)に、一般社団法人「労働技能講習協会」が行っている「足場の組立て等作業主任者技能講習」を東京浅草にある台東区民会館(8F)で受講してきました。

費用は、2日間で、13,800円(受講料Aコース 12,120円+テキスト代1,680円)でした。

講習初日は、10時20分集合で、10:30〜19:10までの講習時間で、2日目の最後に試験を行うという流れでした。前回受講した「有機溶剤作業主任者技能講習」と同じような感じで、始まる時間と終わる時間が遅めでしたが、2日目の開始時間は、少し早めでした。

講習初日、会場に早く着いてしまいましたが、会場には入れませんでした。
会場前のスペースには、椅子が少なくて座れず立ちながら受付開始まで待ちました。
10時ちょっと前くらいから受付が始まりました。

手首の検温・手指消毒、写真を添付した書類を提出して、受講票に書かれた番号と同じ番号の机に座るスタイルでした。

喫煙室は、教室と同じ9Fと1Fにありますが、9Fは狭いので1Fで喫煙するようにとのことで、また、お昼休みに教室でお弁当を食べるのは構わないですが、ゴミは各自持ち帰って下さいとのことでした。

講義は、基本的にテキストを読んで進める感じで、試験に出る大事な場所は線を引くようにと教えてくれました。椅子がパイプ椅子でクッションが硬くすぐお尻が痛くなってしまうのと、冷房がよく効いていて寒かったので、上着を持っていくと良いと思いました。

■講義内容

■1日目
1時限目 「作業主任者の選任」
2時限目 「足場の組立て等の作業の計画」「各種足場の組立て、解体及び変更の作業」
3時限目 「枠組足場組立(DVD)」(約20分)
4時限目 「くさび緊結式足場」
5時限目 「その他足場」「墜落防止のための設備」

■2日目
1時限目 「工事用設備、機械、作業環境等に関する事項」
2時限目 「工事用設備、機械、作業環境等に関する事項」「安全帯」(DVD)(3分間)
3時限目 「電気に関する基礎知識」(DVD)(10分間)
4時限目 「効果的な教育・指導の方法」「リスクアセスメント(DVD)」(15分間)
5時限目 「安全施工サイクル(DVD)」(15分間)
     「関係法令」
     「労災の代償(DVD)」(15分間) 
     「修了試験」

■修了試験

修了試験は、
「工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識」 6問
「作業者に対する教育に関する知識」 5問
「関係法令」 5問
の合計16問の三者択一で、各部門40%以上、全体で60%以上正解なら合格です。

講師の先生の話では、合格率は平均で95%ほどで、今回80名ほどの受講者だと3〜4名ほど不合格者が出るそうですが、講義をきちんと聞いていれば普通に出来るレベルでした。
不合格者は、再試験・再講習となるそうです。(1回目の再講習は料金がかからないとのことでした)

講義中、重要な箇所に線を引く場所が結構多いですが、試験では16問の三者択一なので、48問ほどの問題が出てきます。なので、線を引いた場所はほぼほぼ全部試験問題に出てきました。

試験が終了したら、問題用紙と答案用紙を前にいる係員に渡して廊下で静かに待機です。
全員が試験を終え、教室に戻り採点が終わるのを待って、合格している人は番号順に呼ばれて、修了証をもらって印鑑を押して講習終了(18:20頃)です。

2日間で13時間ずっと座っているというのも、なかなか体力が必要だと感じました。
夏のこの時期は、冷房がよく効いているので上着を持っていくと快適に講義を受けられると思います。
講習終了後、自転車で浅草・スカイツリー周辺を散策してから家路につきました。

講習会場周辺の駐輪場

会場となっている「台東区民会館」の裏手にある駐輪場が無料で利用出来るので、晴れた日は車ではなくバイクで行った方が、駐車場代がかからなくて良いと思いました。

足場の組立て等作業主任者技能講習とは

足場は、建設工事における高所作業になくてはならない仮設の作業設備です。
マンション、住宅などの建設、改修、塗装などの高所作業では、作業をするための足場を前もって組み立てておく必要があり、また、作業時の安全対策を図り労働災害を防止することがとても重要です。

足場からの転落災害の多くが、労働安全衛生規則に基づく墜落防止措置の不備などの法令違反に起因しているため、「つり足場(ゴンドラのつり足場を除く。以下同じ。)、張出し足場又は高さが5メートル以上の構造の足場の組立て、解体又は変更の作業」を行う場合は、事業主は足場の組立て等作業主任者技能講習を修了した者のうちから作業主任者を選任し、その者に当該作業に従事する労働者の指揮を行わせなければならないと労働安全衛生法 第14条 施行令第6条第15号に定められています。

従って事業者は、法令の定めによる設備その他の基準を知り、当該作業における安全な作業方法・手順を実践するために、作業主任者(通称:足場作業主任者)を育成する必要があります。

■受講資格

  1. 満21歳以上で、足場作業に3年以上従事した経験を有する者
  2. 満20歳以上で、大学、高専、高校、中学において土木、建築又は造船に関する学科を専攻した者で、その後2年以上足場作業に従事した経験を有するもの

※ 取得済みの資格や実務経験によっては受講が免除される科目があります。
※ 講習会に申込の際、該当する卒業証書、免許証の写しが必要で、実務経験には事業主の証明が必要になります。

■講習科目

作業の方法に関する知識7h
工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識3h
作業者に対する教育等に関する知識1.5h
関係法令1.5h
学科試験1h

まとめ

「足場の組立て等作業主任者」の資格があると、建設会社や工務店での就職が有利になります。
足場を使う作業現場では、事業者は足場の組立て等作業主任者を必ず置かなくてはいけないため、
特に足場とびには必須の資格で、とび職は人手も不足しているので、資格があると良い待遇が期待できます。
経験を積むほど年収アップも見込めるので、資格を積極的に取得していきましょう。

コツコツS2000LIFE! 有機溶剤作業主任者技能講習

コメント

  1. 早速のご回答ありがとうございます。

    そうすると試験の時間割は一時間になってますが、
    実際に試験にあてられる時間は係員が「試験開始」と言ってから
    30分後に終了するのでしょうか?

    係員が黒板等に試験時間を記載すると思うのですが
    それは30分間だけなのでしょうか?
    例えば
    17:00~17:30
    などです。
    細かい質問ですいません。

    • 修了試験は、30分くらいの技能講習が多いです。
      時間は、係員の人がホワイトボードに時間を書いてくれて、時間になれば試験終了です。
      また、試験終了時間前に全員が終われば、その時点で試験終了になります。

      ほとんどの講習では、試験に出る所や重要なポイントは線を引くように言ってくれて、修了試験も三者択一や四者択一の問題が多いので、10〜15分ほどで終わる人が多いように感じます。
      試験時間が足りなくて、不合格ということはほとんどないと思います。
      不合格になった人は、講習中に寝ている人がほとんどだと思われるので、あんまり心配しなくても大丈夫だと思います。

  2. こんばんは。
    いきなりですいませんが、質問があります。

    最終日の試験は1時間になってますが、その一時間のなかに
    試験の説明や回答方法などをいれて一時間ですか?
    それとも回答時間に一時間もらえるのでしょうか?

    • こんばんは。
      質問ありがとうございます。

      修了試験ですが、試験時間自体は30分ほどですが、係員の試験の答え合わせ時間中の待機時間、修了証の配布時間など合わせて1時間ほどかかりました。
      技能講習の修了試験終了後に、試験の解答の説明などは、基本的に無い所が多いと思います。