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1級土木施工管理技士 取得

資格

1級土木施工管理技士 取得しました

令和5年2月、「1級土木施工管理技士」を取得しました。

これで、少しですがお給料も上がるので、コツコツ続けてきた成果が出たことと合わせてダブルで嬉しいです。

■試験対策・学習時間

試験対策としては、2級土木・1級土木1次試験から変わらずに完全独学で行いました。
試験が10月なので、その半年前の4月頃から会社に行く前の朝30分ほどを学習時間にあてました。

仕事の残業時間が平均して50時間ほどあって、仕事が終わってから学習するのは疲れもあるし仕事の終わる時間も読めないので、朝早めに起きて学習することにしました。

学習時間 30分✖️180日=5,400分 (約90時間)
試験の1〜2週間前の土日は1時間ほどしたので、合計100時間ほど

学習時間としては、約100時間くらい1冊のテキストを反復学習しました。
100時間も学習した実感はないのですが、毎日コツコツ自分の出来る範囲で続けていた結果なので、日々の積み重ねの大切を実感しました。

使用したテキストは、今回もいつも使っている「GET研究所」のテキストにお世話になりました。
この「GET研究所」のテキストは、2級や1級の1次試験の時にもお世話になっていたテキストで、過去8〜10年分の問題をテーマごとにまとめてくれていて、答えと解説が分かりやすくてとても気に入っています。

2次試験は、1次試験の時と違って、長い文章を覚える必要があるので、余裕を持って半年前から始めましたが、後半は同じことの繰り返しに少し飽きてしまったので、もう少し学習時間は短くても良かったかもしれません。

自分の試験の戦略としては、過去問と同じ問題、もしくは似ている問題は全部正解して、新規の新しい問題はある程度捨てて6割取るという感じで試験に臨みました。
2級の1次・2次、1級の1次試験もすべて同じ戦略で臨んで、全部1回で合格してきているので、今回もこの戦略を信じて学習して、結果無事1回で合格することが出来ました。

頭の良い同僚は、問題を絞ったりして2週間ほどの学習で合格したと言っていましたが、短時間の学習で合格出来て正直羨ましいですが、頭の悪い自分にはその方法は真似出来ないので、時間はかかりますが自分に合った学習方法をコツコツ続けました。

また、会社の先輩は、仕事の隙間時間にスマホのアプリで勉強して合格していましたが、自分には隙間時間ではどうしても集中出来ず、朝起きた時のスッキリした状態で紙ベースのテキストの方が集中出来たので、人それぞれ自分に合った学習方法がそれぞれあるんだなと改めて思いました。

分野別問題解説集1級土木施工管理技術検定試験第一次検定 令和5年度[本/雑誌] (スーパーテキストシリーズ) / GET研究所
分野別問題解説集1級土木施工管理技術検定試験第二次検定 令和4年度[本/雑誌] (スーパーテキストシリーズ) / GET研究所

■経験記述対策

経験記述対策として、自分の工事経験に近い例文を探そうと何冊かテキストを購入しましたが、結局「GET研究所」のテキスト例文と会社の先輩の例文を参考に、自分の工事経験を合わせて何度も何度も書き直して、自分の経験記述を仕上げました。

テキストには、「安全管理」「品質管理」「工程管理」を含めて3つ事前の準備が必要とありましたが、平成25年以降は、「安全管理」と「品質管理」しか出ていないので、自分はこの2つに絞り経験記述を作成しました。

自分が受験した令和4年度の2次試験では、「安全管理」が出題されました。
事前にA4用紙1枚にまとめていた経験記述ですが、答案用紙に全部入りきらず、少し文章を削ったり文字を小さくしたりして、なんとか答案用紙に入りきるように何度も何度も書き直したので、経験記述だけで時間を相当使ってしまって、残りの問題を解く時間が少なくなり、ちょっと焦ってしまいました。
経験記述は、A4用紙2/3程度の文章量で良かったのかもしれないなぁと思いました。

1級土木施工管理技士の合格率・難易度

土木施工管理技士」になるには、「第一次検定」と「第二次検定」のいずれにも合格する必要があります。
「第一次検定」は1級が年1回で、2級が年2回です。「第二次検定」は、年1回の開催となっていて「第一次検定」の合格者のみが「第二次検定」を受験できるシステムになっています。

「第一次検定」は、専門用語の要点把握のほか、法令や計算など広く知識を掘り下げる四者択一方式によるマークシート記述で、出題96問のうち65問に解答する試験となっていて、合格ラインは60%以上です。

「第二次検定」は、実務経験の蓄積や文章記述がメインとなります。
こちらも、60%以上の正答が合格ラインとなっていて、過去業務実績の振り返りはもちろん、過去問題を数多く解いていくことが大切です。

1級土木施工管理技術検定の「第一次検定」は、毎年約30,000~40,000人が受験していて、平成30年~令和4年における平均合格率は57.26%です。

なお、令和3年度から、施工管理技術検定は制度が大きく変わっていて、「学科試験」は「第一次検定」と名前が変わり、出題内容も変更されました。

また、受験資格の緩和や、第一次検定に合格することで「施工管理技士補」の資格が得られたりと、受験者にとって嬉しい変更点もありました。

この変更により、難易度が上がるかと思われましたが、合格率は制度改正前と大きく変わらない結果となっています。

「第二次検定」は、毎年約25,000~30,000人が受験していて、平成30年~令和4年における平均合格率は35.28%となっています。

令和3年度から、従来の「実地試験」は「第二次検定」に名前が変わり、出題内容も多少の変更がありました。

令和4年度の合格率は28.7%と過去5年で最も低い結果となっていて、問題構成に大きな変更はなかったものの例年よりやや難易度が高かった可能性が考えられます。

一般的には、「1級土木施工管理技士」は難関資格と思われていますが、実際の合格率は、「第一次検定」が約60%、「第二次検定」は約30%で、実は、「2級土木施工管理技士」の合格率と大きな差はありません。

1級のほうが専門性が高いため、試験内容の難易度は高いといえますが、現場では2級よりも1級のほうがより需要が高いので、もし1級の受験資格をお持ちなら、最初から1級の試験を受けたほうが効率が良いでしょう。

分野別問題解説集1級土木施工管理技術検定試験第二次検定 令和4年度[本/雑誌] (スーパーテキストシリーズ) / GET研究所
分野別問題解説集1級土木施工管理技術検定試験第一次検定 令和5年度[本/雑誌] (スーパーテキストシリーズ) / GET研究所

まとめ

「土木施工管理技士」とは、国家資格である「施工管理技士」のひとつで、土木工事の施工管理を行なえます。

「施工管理」とは、土木工事が計画通りに進むように現場全体を統括・管理、役所へ提出する書類の作成、交渉など「施工管理」に関わる全てが仕事といえるでしょう。
資格区分は1級と2級があり、1級は「主任技術者」のほか、「監理技術者」にもなれるので仕事の幅がより広くなります。

特に、「1級土木施工管理技士」の有資格者は、専任技術者として届け出ることで土木工事の業種において建設業の許可を受ける要件が満たされます。

土木施工管理技士は、工事の数だけ有資格者の配置が必要となるので、建設業界では引く手あまたの資格といえるでしょう。

コツコツS2000LIFE! 1級土木施工管理技士補 取得

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