簿記3級 取得しました
令和5年3月「簿記3級」を取得しました。
もっと簡単に取得出来るかと思っていたんですが、思っていたより難しくて取得までに時間がかかってしまいました。
そのまま続けて2級も取得しようかと思っていたんですが、簿記は自分にはあまり向いてない感じなので、一旦簿記の学習は辞めにして、しばらくは他の資格の学習に時間をあてたいと思います。
■学習方法・学習時間
学習時間としては、1級土木試験が終わった10月から「スッキリわかる日商簿記3級」を11月くらいまで、それ以降は「本試験問題集 日商簿記3級」をひたすら反復して、独学で行いました。
受ける試験日を特に決めずに、問題集をこなしていて、なんとなく行けそうだなと思った時に申し込みをして受験しました。
受験したのが3月だったので、約半年間ほど取得までにかかりました。
会社に行く前の朝30分ほどを学習時間にあてていたので、30分✖️180日=5,400分、約90時間の学習時間で取得した計算になります。
簿記3級の学習時間とかで検索すると100時間くらいと書かれている記事が多かったので、まあまあ平均くらいの学習時間で取得できて良かったです。
■個人的に難しかった所
思ってたより資格取得までに時間がかかった要因としては、貸借対照表、損益計算書、財務諸表、決算整理など、初心者には初めて知るような専門的な知識や言葉を理解することに時間がかかったこと。
また、試験において配点の高い「仕訳」で必要となる勘定科目にも複数の種類があるので、それぞれの違いや意味を理解するのに時間がかかったことなどがあげられます。
試験の範囲が、広いわけではないのですが、出題内容全般を理解して覚えるのには、初めて簿記に触れた自分には、十分な学習時間が必要だったようです。
問1の「仕訳問題」と問3の「精算表、財務諸表など(決算)」は反復しているうちに、ほぼほぼ間違えなくなったのですが、問2の「勘定記入や語句の穴埋め問題など」は苦手で、問題集以外の問題が出たらあまり自信がないところでした。
結果、本番の試験では、問2の問題集で見たことない問題が出題して、ほとんど得点することが出来ませんでしたが、問1の「仕訳問題」と問3の「精算表」で合格点を獲得出来たおかげで、なんとかギリギリ合格することが出来ました。
■簿記3級の独学に必要なもの
●テキスト(参考書)
まず独学で、簿記3級合格を目指す場合に必要になるのがテキスト・参考書になります。
現在は、YouTubeなどで無料で学べるコンテンツもありますが、初心者がこれから学び始める場合は体系的にまとめられたテキストの方が良いかと思います。
さまざまな種類のテキストが出版されていますが、自分が理解しやすいと思うものを用意すれば大丈夫です。
自分は、「スッキリわかる 日商簿記3級」にしました。図やイラストが多く初めての簿記を学ぶのにとっつきやすかったので、このテキストを選びました。
インターネットで高評価のテキストを選ぶのも良いですが、勉強しやすそうなテキストを選ぶなど、実際に中身を確認して選ぶのが良いと思います。
●過去問、演習問題などの問題集
テキスト・参考書とは別に、問題集も用意しておくと良いと思います。
「スッキリわかる 日商簿記3級」には、例題は記載されていますが、実践的な問題が少なくて、そのまま試験を受けるのは不安だったので、問題集を購入してひたすら反復しました。
簿記3級には、演習問題が多く出題されるので、繰り返し問題を解くことでどんな問題が出題されても解答できるよう練習しておくことが大切です。
特に、問1の「仕訳問題 15問」と問3の「精算表、財務諸表など」は問題集と似通った問題が多く出題される傾向にあり確実に点数を稼げる所なので、過去問や予想問題集を何度も解き、正答率を上げられるようにすると良いでしょう。
●電卓
簿記の計算問題は、電卓を使用します。
試験の際も電卓の持ち込みが可能となっていますので、用意がない方は、勉強を始める段階で購入した方が良いと思います。
また簿記は、企業の経理につかう手法ですので、試験問題に出される金額も桁数が多い傾向です。
12桁表示の電卓を用意し、事前に使い慣れておくことが良いでしょう。
■社会人が合格を目指す勉強法は?
社会人として毎日仕事や家事・育児などに忙しく過ごしており、約100時間の勉強時間を捻出できるか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
最初は、毎日勉強しようと考えていても、時間を取れない日が続いてしまったりすると、勉強をしようとするモチベーションを維持することが難しくなるかもしれません。
無理に短期間で合格を目指さず、自分のペースで長い期間をかけて独学で合格を目指すのもひとつの手段です。YouTubeなどの動画などを併用して勉強する方法なら、無料で勉強することもできます。
しかし、就職や転職のために簿記3級を取得したい場合など、できるだけ短期間で合格したい方も多いかと思います。その場合は、独学にこだわらず「通信講座」を受講するのもひとつの方法です。
「通信講座」は、出題されやすいポイントを押さえた効率的に学べるカリキュラムで、短い期間で合格を目指すことができます。
初めて学ぶ方でも、2ヶ月程度で無理なく合格を目指せるコースもあります。
また、独学とは異なりメールなどで講師に質問して疑問点を解決しながら学習できることも安心材料といえるでしょう。
独学と比較するとお金がかかってしまうというデメリットはありますが、費用も通学講座と比べると安価に受講できる場合が多いです。
また、都合のいい時間に好きな場所で勉強できる点も通信講座の大きなメリットです。
eラーニングに対応している講座を選択すれば、スマートフォンやタブレットなどの端末で手軽に学習できます。
日商簿記3級とは
日商簿記資格とは、企業の経理部門の担当者が持っているべき、経理に関する様々な知識を持っていることを証明する資格です。国家資格ではなく、民間資格でありながら簿記の関する資格としてはもっとも有名な資格であり、毎年多くの受験者を集めている資格です。
まとめ
日商簿記3級で問われるのは商業簿記の知識です。商業簿記に関してはある程度の知識を有し、小規模株式会社の経理処理ができるレベルの知識が必要になります。
実戦的に使用できる簿記の資格の中では基礎的な知識を持っていること証明する資格であり、実際に実務の中でも活用できる資格となります。
また、商業簿記の基本を知っているということで、各企業の財務諸表を読み取る知識が身につく資格です。経理担当者に限らず広く社会人が持っているべきレベルの経理知識が問われる資格となります。
財務諸表を読み取る力は、営業職などでも十分活用できる能力になるので、多くの社会人の方におすすめの資格です。
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