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監理技術者講習

資格

「監理技術者講習」を受講してきました

令和5年3月28日(火)に一般財団法人「全国建設研修センター」が行なっている「監理技術者講習」を東京都渋谷区にある渋谷クロスタワー24F「アクセス渋谷フォーラム」で受講してきました。

費用は、1日間で、9,500円(インターネット申込み)でした。

講習は、8時30分受付開始で、9:00〜16:40までの講習時間で、最後に修了試験を行うという流れでした。
受付は24階のアクセス渋谷フォーラム内で行っていて、「受講にあたっての確認事項」という書類を提出して、受講番号と同じ机に座るスタイルでした。

講義は、午前と午後で講師の方が入れ替わり、2人の講師の方で講義を進めていきました。
パワーポイントやホワイトボードなどはなく、テキストを最初から読み進めていく感じでしたが、午前中だけで200ページも進まなければ終わらないらしく、必要な所は各自読んでおいてくださいという感じでした。
ただ、試験に出る大事な場所は線を引くように教えてくれて、試験箇所等の復習もしっかりとしてくれました。

室内は、暑すぎず寒すぎず、室温はちょうど良い感じでした。
座席は、長い机を2人で使うタイプで、座席間も程よく離れていて通路は少し狭いと感じましたが、特に使いにくいとかはなかったです。

自動販売機は、会場となっている24Fにはなく、1Fや2Fまで降りないと買えないのは、少し不便でした。喫煙する場合も、1Fの指定場所でするようにとのことでした。

休憩時間が10分と短いのと、昼休みは他の階の方々もエレベーターを使って混雑するので、朝の受付前にお弁当や飲み物などを買っておいた方が良いかもしれません。

■講義内容・時間割

基本的に、80~90分講義で10分休憩の繰り返しで、昼休みは50分間でした。

■修了試験

修了試験は、20問の○✖️形式で、テキストを見ながら行う試験形態でした。
試験時間は、30分間です。

問題は、講義をきちんと聴講して重要箇所に線を引いていれば、そこから出題されていたので、比較的優しい印象でした。
テキストを見ながらといっても、約480ページもあるテキストから問題箇所の書かれている部分を探すのは時間的に厳しいので、講義中にある程度重要箇所とページ数をメモしておいた方が良いと思いました。

また試験結果は、1ヶ月後から「全国建設研修センター」のHPで発表されるとのことでした。

「監理技術者」とは

「監理技術者」とは建設現場において、技術の水準を確保するために配置される技術者のことです。

発注者から直接工事を請け負っており、4,500万円以上(建築一式工事は7,000万円以上)の下請契約を締結した工事で主任技術者に代わって配置が義務づけられている、施工の技術上の管理・監督をする者のことです。

主な業務内容は、施工計画の作成や工程管理、品質管理、安全管理などで、元請なら下請業者の指導も業務に含まれます。
「主任技術者」とは、配置される工事現場の規模が異なるだけで、仕事内容自体はほぼ同じです。

「監理技術者」になるには、担当する工種に応じた1級国家資格を持っているか、一定期間以上の実務経験を積むなどの要件を満たす必要があります。
主任技術者よりも上位の立場なので、求められる要件もレベルが高いものとなっています。

「監理技術者」として建設工事に専任で携わる方は、「監理技術者資格者証」の交付を受け、かつ、「監理技術者講習」を修了していることが必要です。

工事現場においては「監理技術者証」の携帯が義務づけられ、発注者の請求があったときは提示しなければなりません。

監理技術者資格証

「監理技術者講習」を受講しただけでは、「監理技術者講習受講証明書」をもらえるだけで「監理技術者資格証」は発行してもらえません。

「監理技術者資格証」は、「建設業技術者センター」に申請を行うことで交付されます。
ネット申請では10日程度、郵送申請では20日程度の期間が必要となります。

申請する際には、7,600円(非課税)の手数料と必要な書類を電子ファイルで用意する必要があったり、各資格に応じた申し込み方法があるので、詳細は「建設業技術者センター」のHPを確認してください。

「監理技術者資格者証」の有効期間は、「監理技術者資格者証」の交付日から5年間です。
「監理技術者」として配置される場合には、有効期限が切れないようにしなければなりません。

まとめ

「監理技術者」は、建設業者が元請けとして一定金額以上の総額となる工事を請け負う場合に、現場に専任で常駐させることが義務付けられています。
そのため、この資格の取得者は建設業界において大変需要の高い人材になります。

また、名義貸しやアルバイトが一切禁止されており、掛け持ちができないようになっています。
したがって、常に「監理技術者」は現場の数だけ必要とされて、基本的に兼任が認められない事などから「監理技術者」は常に不足しています。

そのため、大規模建築物を手掛ける企業の多くが「監理技術者」を欲しているので、「監理技術者」の資格は、建設業界において大変実用的な資格になるので、転職や就職だけでなく、昇格や昇給にもとても有効な資格といえるでしょう。

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