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有機溶剤作業主任者技能講習

資格

有機溶剤作業主任者技能講習を受講してきました

令和4年4月2日(土)・3日(日)に、一般社団法人「労働技能講習協会」が行っている「有機溶剤作業主任者技能講習」を東京浅草にある台東区民会館(9F)で受講してきました。

費用は、2日間で、13,490円(受講料11,510円+テキスト代1,980円)でした。

講習初日は、10時20分集合で、10:30〜18:10までの講習時間で、2日目は最後に試験を行うという感じでした。この手の講習にしては、始まる時間と終わる時間が遅めでした。

講習初日は、10時20分集合となっていましたが、10時前から受付を始めていました。
手首の検温・手指消毒、写真を添付した書類を提出して、受講票に書かれた番号と同じ番号の机に座るスタイルでした。
早く来た順に席を決めるスタイルではないので、翌日の講義にもゆっくり来れるので、良かったです。

喫煙室は、教室と同じ9Fと1Fにありました。
お昼休みに教室でお弁当を食べるのは構わないとのことでしたが、ゴミは各自持ち帰って下さいとのことでした。

講義内容・修了試験

■1日目
1時限目 「有機溶剤とは」
2時限目 「労働衛生の3管理」
3時限目 「有機溶剤の化学構造・関係法令」
4時限目 「関係法令・作業主任者の職務」「リスクアセスメント」DVD(20分間)
5時限目 「関係法令」

■2日目
1時限目 「作業主任者の仕事」
2時限目 「有機溶剤中毒にならないために」DVD(20分間)
3時限目 「作業環境測定と評価」「保護具」
4時限目 「呼吸用保護具の種類と防護係数」
5時限目 「まとめ・試験演習問題」
6時限目 「修了試験」

2日間ずっと座りっぱなしで、食事をしてからの午後の講義が長いので、眠気との戦いがキツかったです。係の人がけっこう頻繁に教室内を見回って寝ている人を起こしているのが印象的でした。

最後の修了試験は、4択問題で各分野4割以上、トータルで6割以上正解で合格です。
不合格者は、再試験・再講習となるそうです。(1回目の再講習は料金がかからないそうです)

試験が終了したら、問題用紙と答案用紙を前にいる係員に渡して廊下で待機です。
試験前に講師の方が、「有機溶剤」という言葉を「ガソリン」に置き換えて考えれば半分くらいの問題は解けるからと言っていたのが、特に印象に残っています。
採点が終わって、合格している人が順番に呼ばれて、修了証をもらって印鑑を押して講習終了です。

2日間ずっと座りっぱなしだったので、講習終了後は浅草を軽くお散歩してから家路につきました。

講習会場周辺の駐車場

講習会場となっている「台東区民会館」にも駐車場はあるのですが、30分200円で上限料金が無いようでした。
周辺のコインパーキングは、上限料金の設定されている所とない所が混在していました。
周辺を軽く散策した感じでは「台東区民会館」横の郵便局の隣の駐車場が、1番安いように思いました。
他を探せばもっと安い所があるかもしれませんが、会場の横で近いので雨の日などはあまり濡れなくて済むので助かります。

有機溶剤作業主任者技能講習とは

有機化合物で作られている溶剤、つまり他の物質を溶かすときに使う液体を「有機溶剤」といいます。
アルコールやベンゼン、ガソリンなど、有機溶剤は誤った使い方をすると、有毒ガスが出て中毒を起こす可能性があります。そのため、工場などで大量に有機溶剤を取り扱う場合には、「有機溶剤」についての資格である「有機溶剤作業主任者」を必ず設置しなければならないと労働安全衛生法で定められています。

「有機溶剤作業主任者」は、有機溶剤を取り扱う仕事をするとき、現場で作業方法を決めたり、作業の指揮をしたりする責任者です。また、機器類の点検、保護具が使用されているかどうかの確認、有機溶剤中毒防止措置が適切であるかの確認なども、「有機溶剤作業主任者」の仕事です。
「有機溶剤作業主任者」は、有機溶剤を取り扱う従業員の安全を守るために、なくてはならない存在だといえるでしょう。

「有機溶剤作業主任者」の資格は、講習を受けるために必要な資格などもなく、満18歳以上であれば誰でも受講できます。
2日間の講習を真面目に受けていれば、修了試験に合格できる難度に設定されているようなので、比較的取得しやすい資格といえます。

まとめ

「有機溶剤作業主任者」の資格を活かせる仕事には、「自動車整備士」や「塗装工」、「化学工場の作業員」などが挙げられます。また、印刷会社やクリーニング店、医薬品・香料の製造などの現場でも、有機溶剤を扱うことがあるようです。

「有機溶剤作業主任者」を取得しておくと、有機溶剤を取り扱う現場で働く際に、事業者に選任されれば主任者になることができますし、そうでない場合も、有機溶剤に対する正しい知識を保有していることは、仕事をする上での大きなメリットとなるでしょう。

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