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職長教育・安全衛生責任者教育

資格

「職長教育・安全衛生責任者教育」講習を受講してきました

2021年6月9日(水)・10日(木)に、一般社団法人東京技能者協会が行っている「職長教育・安全衛生責任者教育講習」を横浜の関内会場で受講してきました。

費用は2日間で、16,500円でした。

■講習初日

講習初日は、9時から受付開始で、9時30分〜16時40分までの講習時間となっていました。

会社で申し込みをした時に、先に受講した先輩の話では17時30分くらいまでかかると聞かされていたので、予定より早く終わると知って帰りに横浜で何か美味しいものでも食べて帰れそうだと想像してしまいました。

■講習初日のスケジュール

1限目 9:25〜10:15 ・挨拶、労働安全衛生法令等
2限目 10:25〜12:00

・職長とは
・職長について持っているイメージを書き出す(課題)
・「すごい職長!」(DVD)[約20分]

3限目 13:00〜13:55 ・作業者の適正配置の方法
・指導及び教育の方法
4限目 14:05〜14:55 ・危険性又は有害性の調査等(リスクアセスメント)
5限目 15:05〜16:35 ・「職長さんのやさしいリスクアセスメント」(DVD)
 [約15分]
・作業手順とリスクアセスメント(課題)

先輩の話では、すごい怖い先生でちょっとでも寝るとすぐに怒られて部屋から出されると脅されていたんですが、今回の講習はとても優しい先生だったので、落ち着いて受講することができました。

作業手順とリスクアセスメント(課題)

本来は、グループディスカッションをしているとのことでしたが、コロナ感染対策のため1人で課題こなすことに変更になっていました。

●初日の講習会を受講した感想

  • 座席は早く来た人順で、自由に決められたのは意外でした。
  • 若い受講生が多かったです。
  • 換気のため窓を開けっぱなしなので、電車の通過音や雑踏の音などが入ってきて少し賑やかでしたが、先生の声はしっかり聞こえました。
  • 長袖を着ていたが、少し肌寒い印象でした。

コツコツS2000LIFE!  2021年6月9日(水)

■講習2日目

講習2日目も、9時少し前から受付を開始していて、講習時間は初日と変わらず9時30分〜16時40分でした。
2日目は、初日と同じ9時少し前に教室に入ったら、初日よりだいぶ席が埋まっていました。

■講習2日目のスケジュール

1限目 9:30〜10:30 ・職長の心得
2限目 10:40〜12:00 ・安全衛生責任者の職務等
・「安全衛生責任者とは」(DVD)[約10分]
3限目 13:00〜14:05 ・労働災害防止について関心の保持
・「危険予知活動によるリスクアセスメント」(課題)
4限目 14:15〜15:10 ・六つの監督力
・監督、指示の方法
・事故、災害発生時の措置
5限目 15:20〜16:40 ・「安衛法違反」(DVD)[約20分]
・「労基署の監督官として問題点の発見」(課題)
「危険予知活動によるリスクアセスメント」(課題)
「労基署の監督官として問題点の発見」(課題)

講習2日間を終えての感想は、技能講習みたいに最後に試験もなく気持ち的にだいぶ楽で、会社で聞かされていたより全然優しい講習会でした。

修了証は、後日郵送ということでした。

コツコツS2000LIFE!  2021年6月10日(木)

■会場近辺の駐車場

講習会会場の目の前に、コインパーキングがあって、最大料金が1日2,000円でした。

車だと駐車料金が、けっこういい値段になってしまうのと、帰り道の渋滞がひどいので、今回はバイクで会場まで行きました。

駐車場は、伊勢佐木モールにある「アットパーク伊勢佐木モールバイク駐車場」に停めました。
ここから会場までは、歩いて5分かからないくらいでした。

職長教育の目的とは

職長とは、工長・作業長・班長・リーダー等の総称で、とても職務の内容が幅広く、その分責任感も必要です。
職務内容としては、作業員への作業の段取り説明、労働災害防止のための安全管理などがあります。

職長教育を受講することは、労働安全衛生法第60条で規定されていて、万が一、職長教育を修了していない人間が現場で指揮・指導している場合は、労働基準監督官から是正勧告を受けることになるので気を付けましょう。

コツコツS2000LIFE!  不整地運搬車技能講習

■職長教育の受講内容

職長教育で学ぶ内容と講習時間も労働安全衛生法によって規定されていて、受講内容は実務で必要となる「作業員への指示」や「安全管理」、「災害の防止方法」等です。

職長は指導・指揮する立場となるので、リーダーシップや作業員を統率する力が必要となるため、講習では、その点も含めて学ぶことが出来たので、良かったです。

●職長教育のカリキュラム

事 項 時 間

法第60条第1号に掲げる事項
  ①作業手順の定め方
  ②労働者の適正な配置の方法

2.0時間
法第60条第2号に掲げる事項
  ①指導及び教育の方法
  ②作業中における監督および指示の方法※
2.5時間

則第40条第1号に掲げる事項

  ①危険性又は有害性等の調査の方法
  ②危険性又は有害性等の調査の結果に基づき講ずる措置
  ③設備、作業等の具体的な改善の方法

4.0時間
則第40条第2号に掲げる事項
  ①異常時における措置※
  ②災害発生時における措置※
1.5時間
則第40条第3号に掲げる事項
  ①作業に係る設備及び作業場所の保守管理の方法※
  ②労働災害防止についての関心の保持
   及び労働者の創意工夫を引き出す方法※
2.0時間

講習時間は、合計で12時間で、2日間かけて受講することになります。
職長という立場は、作業員と違い一つのことに集中する立場ではありません。
特に、作業現場ではあらゆる危険要素が待ち構えています。そういった事故を未然に防ぐための講習内容となっていて、どの科目も実際の現場で必ず役に立つものばかりだったので、受講して良かったです。

安全衛生責任者教育の目的

安全衛生責任者というのは簡単に説明すると、連絡・調整係です。
労働安全衛生法においても、「元方事業者は統括安全衛生責任者を選任し、関係請負事業者は「安全衛生責任者」を選任して、その旨を元方事業者に遅滞なく通報するとともに、定められた職務を行わなければならない(安衛法第16条)。」と定められており、職長教育と同様に講習を修了していないと罰則があります。

■安全衛生責任者教育の受講内容

安全衛生責任者教育で学ぶ内容は、職長教育の内容とほぼ同じです。
ですが、職長教育の講習内容に加えて「安全衛生責任者の職務等」、「統括安全衛生管理の進め方」という2科目が各1時間ずつ追加されています。

●安全衛生責任者教育のカリキュラム

事 項 時 間
安全衛生責任者の役割
  ①安全衛生責任者の役割
  ②安全衛生責任者の心構え
  ③労働安全衛生関係法令等の関係条項
1.0時間
統括安全衛生管理の進め方
  ①安全衛生管理計画
  ②安全施工サイクル
  ③安全工程打ち合わせの進め方
1.0時間

なお、職長教育の教科と重複する科目(※)は省略する。

まとめ

今回は、会社の指令での受講でしたが、作業現場ではあらゆる危険要素が待ち構えていて、いつでも事故や災害が起きる可能性があります。

そういった事故を未然に防ぐための講習内容となっていて、どの科目も実際の現場で必ず役に立つものばかりだったので、受講して良かったと思いました。

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