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建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習

資格

「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習」を受講してきました

令和5年1月28日(土)・29日(日)に「技術技能講習センター株式会社」が行なっている「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習」を東京都練馬区豊玉にある「技能講習講習センター 豊玉会場」で受講してきました。

費用は、2日間で、14,890円(受講料12,800円+テキスト代2,090円)でした。

講習初日は、8時20分集合で、8:50〜17:20までの講習時間で、2日目は9:00〜16:10で最後に修了試験を行うという流れでした。

受付は2F階の教室入口で行っていて、検温・手指消毒をして係員に、写真を添付した書類と資格証を統合する方は資格証を提出して、受講票に書かれた番号と同じ番号の机に座るスタイルでした。

講義は、2日間同じ講師の方で、基本的にテキストを最初から順番に読み進めていく感じでした。
試験に出る大事な場所は線を引くように教えてくれました。ただ、話終わってから今の所線引いといてという進め方だったので、講義をある程度きちんと聴いていないと重要なポイントを聞き逃しそうでした。講義時間がいっぱいいっぱいだったみたいで、試験箇所等の復習などはありませんでした。

室内は、エアコンを30度に設定しているとのことでしたが、上はちょうど良く足元は少し寒い感じでした。ブランケットの貸し出しがあったので、助かりました。
座席は、長い机を2人で使うタイプではなく1人用机で使いやすかったですが、座席間はちょっと狭く移動はしにくかったです。

館内は、全館禁煙とのことで、喫煙する場合は、ポケット灰皿を持って、入口を出て右側にある公園で喫煙してくださいとのことでした。

■講義内容

基本的に、50~60分の講義で10分休憩の繰り返し。昼休みは、50分間。

■修了試験

修了試験は、30問の四肢択一で、各部門40%以上、全体で60%以上正解なら合格です。

問題は、講義をきちんと聴講して重要箇所に線を引いていれば、そこからほぼ出題されていたので比較的優しい印象でした。
試験が終了したら、問題用紙と答案用紙を前にいる係員に渡して教室や廊下で静かに待機です。
全員が試験を終え、教室に戻り採点が終わるのを待って、合格している人は番号順に呼ばれて、修了証をもらって印鑑を押して講習終了(16:00頃)です。

不合格者は、合格者が資格証を渡されてる間教室で待機して、合格者が帰った後別室に集められて再試験を行うとのことでした。(再試験は1回のみ)

■赤線箇所まとめ(忘備録用)

◆1日目
P1 高さが5m以上 建築物の骨組み 作業主任者選任
P2 作業主任者の職務 ①作業を直接指揮②機能を点検、不良品取り除く③安全帯・保護帽使用状況監視
P3 作業方法変更 工事責任者と打ち合わせ承認
P9 ブレース構造 水平力に抵抗する骨組み
P15 トルシア型高力ボルト 管理が容易
P22 鉄骨倒壊 本締めが終わるまで強風・仮設物の積載などにより倒壊する危険
P27 専門工事業者側からの意見を、十分計画に反映
P67 高所作業に不適当なもの 高齢者や健康に問題のある者
P69 異常事態発生時 応急処置 連絡体制を十分把握
P86 小運搬用トラック積卸し作業 作業指揮者選任 荷台への昇降は昇降設備
P153 降雨時降雨直後早朝は、雨滴により滑りやすい 高所作業行わない
P192 つりわくには床面より85㎝以上の高さに手すり、35~50㎝の位置に中桟
P208 つり上げ荷重 構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重
P216 高所作業 10m以上技能講習 10m以下特別教育
P226 玉掛け つり角度60度以内
P251 6~9mA 相当に苦痛を伴うショック 筋肉の自由がきく

◆2日目
P255 作業者の身体を保持するもの 墜落制止用器具
P279 強風注意報 養生ネットをたたんだり、外すなど風の影響を少なくする対策
P283 鉄骨上 降雨1mm/以上 鉄骨が雨に濡れ最も滑りやすい状態 作業中止の目安
P286 帽体に孔を開けると強度が著しく低下
P294 安全帯 ロープフック取付位置 腰より上
P309 作業は、知識・技能・態度の3つから成り立っている
P313 作業主任者の指揮に従って作業することが共同作業の原則
P315 不安全な行動をなくす 正しい作業のやり方を示すもの「作業手順」
P322 危険予知活動 危険性への感受性を高める
P328 担架で移動する時 脚を進行方向に向けて静かに移動
P341 第26条 労働者は、必要な事項を守らなければならない
P353 事業者は、必要な事項について教育を行わなければならない
P374 3m以上の高所から物体を投下 適当な投下設備、監視人を置く
P413 玉掛け 1t以上 技能講習修了した者

■講習会場周辺の駐車場

会場となっている「技能講習講習センター 豊玉会場」周辺のコインパーキングは、1日駐車して1,700〜1,900円くらいが相場のようでした。

自転車やバイクは、事務所横のスペースに駐車することが出来ました。

「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」とは

「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」とは、建築物の骨組みとなる金属部分の組立て・解体・変更などにおいて、安全面などの監督・指導にあたる責任者です。

建築物の骨組み、又は塔であって金属製の部材により構成されるもの(その高さが5メートル以上であるものに限る)の組立て、解体又は変更の作業を行う場合は、技能講習を修了した者の中から建築物等の鉄骨の組立て作業主任者を選任して、その者に作業に従事する労働者の指揮等をさせなければならないことが、定められております。

■受講資格・受講コース

満21才以上で、建築物の骨組み、又は塔であって、金属製の部材により構成されるものの組立、解体、変更の作業に3年以上従事した経験を有する者。

当日持参する受講申請書に事業主証明が必要です。証明がないと受講できません。

■講習科目

2日間/12時間
① 作業の方法に関する知識(5時間)
② 工事用設備、機械、器具等に関する知識(1時間30分)
③ 作業環境等に関する知識(1時間30分)
④ 作業者に対する教育等に関する知識(1時間30分)
⑤ 関係法令(1時間30分)
⑥ 修了考査(1時間)

まとめ

「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習」を修了することにより、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者としての職務に就くことができます。
建築物の骨組みとなる金属部分の組立て・解体・変更などにおいて、作業の方法、従事者の安全の確保、安全帯や保護帽の使用状況などの監視・指導などを行います。

墜落・転落事故が多い現場とのことだったので、自分の身を守るためだけでなく、周りの作業員の命を守るためにも、これから作業に従事される方は、真剣に講習を受けるようにしましょう。

コツコツS2000LIFE! 石綿作業主任者技能講習

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